2011 年 08 月

8月4週目の支援活動報告

 今週の支援要請の相談電話は福島県から1件ありました。

 テレビのデータ放送でアレルギー支援ネットワークを知ったとのことでした。ご相談は、16歳の子どもの皮膚炎に関するご相談でしたが、アレルギー症状だけでなく、ダウン症や心臓疾患もあり、今回の震災や原発問題で相当な苦労や困難があったようでした。

 約1時間ほどお話を伺い、痒み軽減肌着を支援することをにしましたが、ゆっくり話せたことで少しでも気持ちが楽になって欲しいと思います。

 アレルギー支援ネットワークは心のケアの専門ではありませんが、アレルギーという視点で相談に乗ったり、医療機関などの紹介などを通じ、少しでも被災者の方が安心出来るような支援も今後ますます重要になると考えています。

被災地での復興支援活動報告

今日は、アレルギー支援ネットワーク東北事局の活動報告をいたします。

 東北事務局は臨時体制のため限られた人員ですが、震災直後から緊急救援活動(物資輸送や現地支援団体・機関との調整等)を開始し、現在も被災地での行政・医療機関・教育機関や市民活動団体(育児サークル等)と連携を取り、アレルギー患者支援活動に専念しています。

 そして、本日は6月5日に当ブログ(http://alle-net-v.net/311dr/?m=20110605)でも紹介した、岩手県での復興支援イベントに再度参加いたしました。

http://www.air-b.com/airb_new/news/news110811_01.html

 以下が東北事務局からの報告です。

 今回のイベントは、大船渡の熱気球は佐久市・鈴鹿市・佐賀市の協力で6つの気球が約350人の子ども達を乗せ、真っ青な空を見上げて元気になる一日でした。

 そして、参加者にはアレルギーの子や家族もいて、ぜん息に備える話など安否確認登録(防災セット:http://alle-res.com/Contents/Menu.php)にも話題が広がり、「保育園から貰ったので登録します」と言っていました。

 また、イベントには愛知学院から駆けつけてくれた18人の学生たちの応援で受付なども行われ、アレルギー用のお菓子(「けーきとぱんのおみせ ちびちび」様からの提供)なども大好評で、その場で皆さま美味しそうに食べていました。

8月3週目の支援活動報告

 今週は2件の新たな支援要請の相談電話と、継続支援が必要な4組の方々への追加支援を調整しました。

  新たな支援要請は共にテレビのデータ放送をきっかけで、宮城県石巻市の方と福島県いわき市の方でした。共に状況は若干異なるものの、新たなアパートのリフォームや復興のために忙しくしており、そのために喘息の発作が悪化しているとのことでした。

 今回は、現地の医師と連携を取り、適切な処方のもとで必要な物資を支援しました。