事務局の活動

事務局の活動-学会ほか活動報告

 東日本大震災の支援活動を続けて、半年以上が過ぎました。SOSはとても少なくなりましたが、今回の大震災で多くの方の命が失われ、多くの方が被災され避難所や仮設住宅での生活をされる中で、日頃からの備えの大切さが唱えられ各地でその対策が始まっています。

 アレルギー支援ネットワークには、アレルギーっ子に対する災害救援活動を知った方々から、学会のシンポジウムやつどい、講演会や勉強会で、その経験を語ってほしいと、いくつかの依頼が入ってきています。

9/8(木)
日本栄養改善学会 研究自由集会「食物アレルギーに関する最新情報」(食物アレルギーネットワーク)のなかで報告
「東日本大震災におけるアレルギー患者への支援活動~中間報告と今後の課題~」

110908研究自由集会

10/6(木)
岐阜県こどもの健康を考えるつどい(岐阜県小児保健協会主催)シンポジウム「災害から子どもを守る~東日本大震災を経験して~」の中で報告
「被災地でのアレルギー患者さんの支援活動を通して」

111006つどい

10/28(金)
日本小児アレルギー学会・特別シンポジウム「東日本大震災における日本小児アレルギー学会の取り組み」のなかで報告
「災害時におけるアレルギー患者のセーフティネット(東日本大震災救援活動報告)」

111028シンポジウム

 

私達はこの教訓を糧に、来るべき災害に備えていきたいと思います。

被災地での復興支援活動報告

今日は、アレルギー支援ネットワーク東北事局の活動報告をいたします。

 東北事務局は臨時体制のため限られた人員ですが、震災直後から緊急救援活動(物資輸送や現地支援団体・機関との調整等)を開始し、現在も被災地での行政・医療機関・教育機関や市民活動団体(育児サークル等)と連携を取り、アレルギー患者支援活動に専念しています。

 そして、本日は6月5日に当ブログ(http://alle-net-v.net/311dr/?m=20110605)でも紹介した、岩手県での復興支援イベントに再度参加いたしました。

http://www.air-b.com/airb_new/news/news110811_01.html

 以下が東北事務局からの報告です。

 今回のイベントは、大船渡の熱気球は佐久市・鈴鹿市・佐賀市の協力で6つの気球が約350人の子ども達を乗せ、真っ青な空を見上げて元気になる一日でした。

 そして、参加者にはアレルギーの子や家族もいて、ぜん息に備える話など安否確認登録(防災セット:http://alle-res.com/Contents/Menu.php)にも話題が広がり、「保育園から貰ったので登録します」と言っていました。

 また、イベントには愛知学院から駆けつけてくれた18人の学生たちの応援で受付なども行われ、アレルギー用のお菓子(「けーきとぱんのおみせ ちびちび」様からの提供)なども大好評で、その場で皆さま美味しそうに食べていました。

赤ちゃん一時避難プロジェクトから追加支援要請

 先週は被災地で通常のテロップ放送に加え、あるテレビ番組でアレルギー患者の支援活動の放送などがあり、支援要請の連絡が多く入っています。個別の支援の件数は先週17件でした。それぞれ30分ほどの電話相談で、支援物資を決めたり、日常生活のアドバイスや医療機関の紹介、専門医による医療相談窓口のご案内などをしました。

 その他にも、これまで何度か支援活動をしている赤ちゃん一時避難プロジェクトから支援要請があり、同県の物資集積所から追加支援の食品(おかゆやカレーなど)をお届けしました。

 赤ちゃん一時避難プロジェクト支援活動のきっかけはこちら
      → http://alle-net-v.net/311dr/?m=20110421
 赤ちゃん一時避難プロジェクト支援活動のフォローはこちら
      → http://alle-net-v.net/311dr/?m=20110505

 新潟を含め、各地に私たちの支援活動を協力そして協働してくださる団体があるので、“要支援者と支援提供者が互いの顔が見えて、また迅速に支援が出来る”体制が確立出来ています!

 今後は今まで支援した方々のフォローもしっかり行っていく予定です。