岩手県の医療状況
先月のことですが、岩手県八幡平市にある小児科を支援活動打合せのために訪問しました。打合せをした先生とは、ずいぶん前に一度お会いした(確か8月?)だけでしたので、久しぶりの再開です。
季節の変わり目で風邪をひいた子どもが大勢いる様子で、診療所の駐車場は一杯でした。
沿岸地域の小児科の先生が不足しているため、先生は今月はじめから陸前高田へ保育園健診に出かけるとのことでした。特に沿岸地域への医師派遣は長期化の様相もあり、展望が見出せないことに先生方の危機感は本当に大きなものがあるようです。
まして、アレルギーの情報が少ない地域で小児科の先生が少なく、診療もままにならない事情は大変大きな、かつ困難な課題です。
患者が決して少なくない地域にどうして?と思わざるを得ないのがもう一つの事実です。
アレルギーの情報を伝えることは必要でありながら、数少ない小児科の先生の奮闘でなんとか治療がおこなわれているというジレンマに先生の思いも深く、健診などの支援をされているようです。