2011 年 03 月

第12報

 釜石市の患者さんより、盛岡の拠点に、食物アレルギー対応の食材がほしいというSOSが入りました。
 近くのスーパーが品薄でアレルギー対応の食品も手に入りにくく、しょう油もなく塩だけで味付けをしているとのこと。
 ⇒スギヤマ調剤薬局さんと大田油脂さんのご協力をいただき、即日、宅配便にて盛岡の拠点に、ご要望の食材を発送しました。輸送事情に不安がありましたが、4/2には盛岡に届きました。拠点からは、藤田さんのご主人が、4/5(火)に、釜石の患者さんにお届け予定です。
 三重県四日市市社会福祉協議会の野田さんにご相談をしました。
 名古屋市・三重県・岐阜県の社会福祉協議会が合同で、岩手県大槌町に定期的に支援に行かれるとのことでしたので、「アレルギーでお困りの方ご相談ください」のポスターを避難所などに貼っていただけませんか、と、アレルギー患者のニーズ発掘のためのご協力をお願いしました。
 ポスターを印刷して、持って行っていただけることになりました。

第11報

 陸前高田の避難所より、盛岡の拠点に、アトピー性皮膚炎の薬がほしいというSOSが入りました。
 避難所にきている医師が皮膚科ではないためか、処方された薬で症状が改善されず。いつも使っている軟膏と抗アレルギー薬がほしいとのこと。
 ⇒日本小児アレルギー学会のご協力により、岩手県薬剤師会を通じて、手配をしていただくことができました。また、同時に、「日本小児救急医学会東日本大震災特別支援委員会」に、緊急の支援要請メールを発信しましたが、こちらも一時間後には、事務局より、「即対応を開始しました」とお返事をいただきました。小児アレルギー学会で手配していただいた旨の報告をし、今後のご支援のお願いをいたしました。

第10報

 【事務局の活動】
 年に一度名古屋で開催をしています、「アレルギーっ子のフェア」を、3/26・27と名古屋国際会議場で開催しました。
 一部プログラムを変更して、「緊急報告!!東北関東大震災の支援活動」をテーマに、発災時から今までの、被災地におけるアレルギーっ子に対する支援活動の中間報告をしました。
 東海地域にあるアレルギー児の親の会、約20団体の会員さんも参加し、熱心に聞き入りました。被災地の状況を知り、東海東南海地震にどう備えるか、それぞれの会に持ち帰って十分に話し合いをしてくださいと伝えました。患者会があり地域で活動をし、自治体や災害ボランティア、病院とネットワークができていると、被災時に助け合うことがスムーズにできます。