2011 年 07 月

7月5週目の被災者個別支援報告

 今週の支援依頼の相談電話は2件で、食物アレルギーと、喘息と皮膚炎についての相談でした。ともに宮城県にお住まいですが、震災でもともとの自宅では住居が困難になり、近隣の仮アパートで現在は生活している方でした。

 今回はNHKのデータ放送で支援について知ったとのことでしたが、一番辛い時期に支援の情報が伝わっていたら、避難生活で症状の悪化を軽減できたかもしれません・・・。悔やまれることですが、今回の相談で、避難生活で悪化してしまった症状が少しでも良くなるように支援をしています。

 その他にも、継続支援をしている方や、現在も状況を見ながら(新たな引越し先の生活環境など)支援内容について相談中の方も5名ほど対応中です。

7月4週目の支援活動報告

 今週は、ラジオで支援窓口を紹介されたとのことで、放送日だけで4件の電話相談がありました。結果的に、相談数は7件で、福島県2件、新潟県2件、宮城県2件、岩手県1件でした。ラジオ以外では、3月~5月にボランティアさんによって掲示して貰った支援窓口紹介ポスターを見て、連絡をしてきてくれました。

 状況は様々ですが、食べ物であったり、日用品であったり、医療相談だったり、担当者が個別対応いたしました。

 これまで、支援ネットがお受けした電話相談数は121件になりました。支援ネットが間接的物資支援(相談は他団体が受け、物資の要請のみ支援ネットにしたケース)で報告を受けた数は、72件になります。その他、継続支援のお申し出があった場合には、それぞれ必要な物資をお渡ししております。

 また、東北事務局では、被災地の復興支援をアレルギーという側面から支える活動をしております。子育てサークルなどのイベントに参加したり、アレルギー対応の食事提供などを他NPO団体と協働で行ったり、
「アレルギーっ子の防災セット」http://www.alle-net.com/bousai/bousai-set.html
の普及活動をしていく予定です。

疎開先からのお手紙

 先週支援した疎開先の方からお礼のお手紙を頂きました。ごく一部だけですが紹介をさせていただきます。とても心の温まるお手紙を頂戴し、事務局としても大変勇気付けられました。

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アレルギー支援ネットワーク 様へ
 
このたびは命をつなぐ食料と温かいお心遣いと、勇気をありがとうございました。
何度お礼を言っても足りないくらい、助けられました。
本当にありがとうございました。
 
・・・中略・・・
 
移住をするのは究極の選択でした。
一切の義援金、保証金の対象外でも、お金と命、どちらをとるかギリギリまで悩みました。
 
今住んでいる市営住宅はとても良いところです。心の優しい人ばかり。
「避難してきたの?今夜はウチに食べにきな!」と次々に申し出てくださり、私は生き延びています。
 
・・・中略・・・
 
本当に本当にありがとうございました。

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