7月1週目の個別支援報告

名古屋事務局から報告します。

 今週は、5件の個別相談・支援を対応しました。2件は福島県から、1件は石巻市から、残りは疎開先の大阪と東京から各1件でした。

 福島県は原発の影響で、まだまだ先の見えない避難生活をしている食物アレルギー患者からの支援要請で、もともと避難していた学校が再開するため新たな避難所に移動したものの、そこでの生活でお困りの方でした。

 支援ネットでは、アレルギー患者に必要な支援物資(今回は主に食べ物)を宅配し、同時に避難所生活の環境改善を、災害支援NPOのネットワークを通じ要請し、対応しています。

 また、疎開先の東京の方は多賀城市から疎開された方で、近くの医療機関やお店の相談でした。

 福島から 大阪に身一つで疎開をされた方は、市営住宅に入られたものの、調理器具など生活用品の支給までにはあと少し時間がかかる中で、食物アレルギーがあるために外食もできず、たいへん困られてお電話をかけてこられました。

 市の社会福祉協議会にもお電話をし相談をいたしましたが、社協から個別訪問も数回されており、精一杯の対応をしてくださっていることがわかりましたが、食物アレルギーであることは十分に伝わっておらず、また、その対応までは難しいとのことでしたので、とりいそぎ、調理せずとも食せるレトルト食品とアルファ米を中心にお届けをいたしました。

 石巻市からはぜん息患者さんからのSOSで、以前にご相談があり、専門医にかかり正確な診断と投薬をしていただくようアドバイスをした方からで、そのようにきちんと治療を開始されたとの報告と御礼でした。その時のお約束どおり吸入器を支援させていただきました。

 6月ごろから、宮城県や岩手県からの支援要請の相談電話は減っていますが、福島県からは相変わらず、定期的に支援相談電話が入ってきます。

 一刻も早く原発問題が解消され、福島県も復興の道へと進めるのを願うばかりです。。。