2011 年 05 月

震災がつなぐ全国ネットワーク

 本日は震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)の総会です。東京で今回の東日本大震災の支援活動を行っている数々の団体関係者が集まり、情報共有・交換などをしています。

 団体正会員であるアレルギー支援ネットワークからも、数日前に4度目の現地支援活動から戻ってきたばかりの担当が出席。

 私たちのアレルギー患者対象の支援活動は多くの他NPO団体とも協働で行っているため、大変重要な会議です。今後も他団体との連携も大切に、支援活動をしていきます。

震つな:http://blog.canpan.info/shintsuna/

震災から10週間目で

 今週はテレビのテロップ放送(東北地方で被災者向けの情報が繰り返し文字で流れているそうです)で、私たちの支援活動について知った方々に個別に対応をいたしました。月~金で7件でした。

(宮城県5件、福島県2件。喘息3件、食物アレルギー2件、アトピー2件でした。それぞれ必要な物資を即日宅配しました。)

 数的には今までと変わりませんが、このメディアを通じたきっかけはやっと仮設住宅や自宅に戻り、個人でテレビを見る機会が出来たためだと思います。

 GW開けから仮設住宅に入る方が多くいるという情報は、現地で活動しているボランティアさんからの報告で把握していましたが、バラバラになる要支援者の方々にはメディアが効果的に働く時期になったようです。

 もちろん、今までもメディアを通じて支援についてお知らせする活動もしてきましたが、「一度聞き/見逃したらそれまで」の流動的な方法のため、あまり大きな成果は出ていませんでした。。。しかしやっとプライベートな空間で必要な情報を受け取る環境が整った今、テレビやインターネットなどからの情報発信が支援に繋がる可能性が高いと予想しています。

 そして、今まで“頑張って”我慢していたアトピー性皮膚炎や喘息などについて相談する余裕が出来たのかもしれません…。

 一日も早く安心して日常生活が送れるように、引き続きお手伝いしていきます。

被災地のアレルギー患者から:福島県南相馬市より

 「私は先日そちらにお電話を差し上げた福島県南相馬市の●●です。思いもよらず衣類まで送っていただき、驚いたのと同時に感謝の気持で一杯になりました。原発の収束も困難な中で必要な物が手に入らず困っていたところでした(努力はしていますが)。

 私の母も痩せ型で肌着選びに苦労していたので、今回、母娘共々喜んでいます。そして、病院の紹介まで本当に有難うございました。

 皆様の健康と更なるご活躍を福島の地より祈っております。」

 支援ネットは専門医療相談をお受けし、医療機関をご紹介するとともに、症状に合わせた物資(今回は衣類)を支援しました。