震災から1ヵ月以上が過ぎ、被災者の方々の求めているモノが刻々と変わってきています。現地の担当団体や支援ネットでも、日々変わるニーズに随時対応しているところです。
その一つが、ハウスダストやダニのアレルギーを持った小さなお子様の福島県いわき市在住のお母さんからの相談電話です。
震災後、避難所では生活が出来ないと判断し、早い段階で民宿で生活をしていましたが、そこでアレルギー症状が出てしまいました。病院のお薬は一時的に症状が軽くなるだけ…。やっと家に帰っても、放射能を心配しお布団が干せない…。
そんな悪循環で出した結論は、一時的に県外への疎開でした。それでも、疎開先のハウスダストでアレルギー症状が出てしまうかもしれない。お母さんの心配は尽きません…。
そんな時にたまたま見かけたアレルギー支援ネットワークのポスター!(掲示してくれたボラさんありがとう!)
電話相談を受けた支援ネットの担当者は状況を確認してすぐ、疎開先の施設にアレルギー対応の状況確認と関係企業に寝具の支援交渉・依頼をしました。
そして電話を受けた翌々日の今日、担当者は相談者より一足先に疎開先となる新潟に必要な支援物資を自ら運び(車輛ボラさんと)、また施設の方へアレルギー患者への理解を促す説明をしてきました。
被災者の方の悩みや不安、心配事は尽きないと思います。それでもそのうちの一つを解消するお手伝いが出来たら、そして被災者の方が少しずつ前に進むお手伝いが出来る事が支援ネットの喜びでもあります。また、今後類似した相談を受けた時にも、一つの経験として活かせる事も出来ます。
全ての問題を解決することは出来ないかもしれないけど、支援ネットだから出来る活動で”支援”を続けて行きます。
2011年4月21日 23:59 |
投稿者:ボラ中根 |
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今日は岩手県山田町から高齢者の湿疹と痒みについて、ご家族の方からの電話相談がありました。
担当者が状況を確認すると、ご本人は震災や治療の成果の見通しの立たない病院通いを精神的にも疲労していて、それを見かねたご家族が代わりに電話をしてきた、とのことです。
支援ネットは医療機関ではありませんし、ましてや電話では症状を確認することはできません。。。
それでも、今までの病歴などを確認して、薬の使い方の説明や病院で医師に伝えるべきことなどをアドバイスすることは出来ます。
今回もこのような対応をし、ご本人やサポートするご家族の方々にも説明をしました。
ただ単に、支援物資を渡すだけが“支援”ではありません。アレルギーとの”お付き合い”の方法を本人やご家族、周囲の人にアドバイスして精神的な不安を取り除くことも大切な被災者支援の一つだと思っています。
2011年4月20日 23:55 |
投稿者:ボラ中根 |
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今日はお肌のお悩みについての支援活動の報告をいたします。
相談相手は宮城で被災された女性の方でした。もともとアレルギー体質でお肌が弱く、化粧品でも肌が荒れてしまうことが多かったのに、今回の災害で、化粧品や化粧水なども津波で流されてしまい、それでも約1ヵ月間は我慢してきたが、もう限界が来ているとの事でした。
震災から1ヶ月以上たち、スキンケア不足からいつも以上に症状が悪化したようです。このようなご相談は、最近増えてきました。
支援ネットでは、スキンケアのアドバイスをしたり、必要な方に痒みを軽減する肌着や、低刺激で安全性の高いシャンプー、保湿ローションなどの支援をしています。ただ、お肌の状態は、一人ひとり違うので支援物資で一概に解消されるというわけではありません。
電話相談でそれぞれの状態を確認し、個別支援をしています。
2011年4月18日 23:59 |
投稿者:ボラ中根 |
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