名古屋事務局 支援活動報告

 第3陣の被災地ボラさんや現地での様々な団体とのネットワークの効果で、支援ネットの活動が徐々に広がっているようです。今日は、名古屋の事務局に福島県いわき市や宮城県宮古市、岩手県大槌町から相談電話が入りました。岩手の被災者とNPOをつなぐプロジェクト(つなプロ)にも数件の相談電話も入っています。皆様、現地ボラさんが貼ってくれているポスターを見ての連絡でした。

 震災から1カ月を過ぎ、被災地からの声は食べ物よりも、長い避難所生活から来るストレスや、ホコリ・粉塵などの生活環境の中で起こる、肌の炎症やかゆみの訴えが多くなりました。また福島県では放射能の影響で、布団が干せないことにより、ぜん息が悪化したのではないか、という相談が寄せられました。

 事務局ではそれぞれの話を丁寧に聞き、お医者さんの紹介や、スキンケアのアドバイス、物資支援の方法などの対応を個別にしました。ご相談をいただいた方に対して物資を送るだけが支援ではなく、話を聞くことやアドバイスをする事で不安を取り除くことも大切な支援活動の一つです。

 また今日は、岩手で活躍中のボラさんに、SOSがあった2件の支援物資を宅配してもらいました。その間に、別のボラさんには、以前活動中にニーズ把握していた方のお宅へ再訪問してもらい、困られていないかどうかお声がけをしていただきました。この方は固定電話しかなく、まだ通信が復旧していないので、連絡がとれないままで、他団体からの協力も得られず心配をしていました。「もう大丈夫」との報告が来たときは事務局一同一安心でした!現地で専属で動いてくれるボラさんがいてくれて、本当に助かります。

 引き続き、被災地でも遠隔の名古屋事務局でも、東北で活動をされている支援団体とも連携して、被災された方への支援活動頑張ります!!

第3弾 被災地ボラさん無事帰還!

 事務局から、アレルギーでお困りの方への支援活動の今週の報告をします。

 今週は4月5日に出発した第2陣・被災地活動で協力して頂いたボランティアの方々がそれぞれ約1~1・5週間ほどの活動を終えました。今回は3・4日で実施した「アレルギー相談110番」に合わせて募集した宅配ボランティアの方々で、ギリギリまで詳細が決まらない活動計画でしたが、みなさま急な変更にも臨機応変に応対してくれた勇敢な方々でした。

 「アレルギー相談110番」で出てくるだろうと予測していた支援物資の宅配業務よりも、現段階では、まだまだアレルギーでお困りの方のニーズ把握が必要ということがわかり、急きょ活動は避難所でのポスター貼り、災害ボランティア団体や自治体などとの協働体制作り活動に変更しました。。日程は実にハードで、始めの数日間は福島県いわき市の支援体制作りと状況確認、その後は宮城で支援グループを訪問し、最後は岩手県での活動となりました。もちろん、移動は個人でバイクや車、そして野宿(車内やテント)…。

 4月でもまだまだ寒い東北地方。。。朝は2度だった日もあったそうです。また、余震も続いており、すぐ停電になる位不安定。野宿などの時は、特に電柱など倒れる物を常に確認していたそうです。。。

 また、これまでの被災地活動では、アレルギーっ子のお父さん達で構成されたメンバーで頑張ってくれていましたが、今回のメンバーは実に様々。必ずしもアレルギーに関して深い知識があるわけではないなか、支援ネットの活動に共感してくれた20代~50代のメンバーでした。みなさん本当に頑張ってくれて、当初は、岩手まで入る予定でなかったボラさんも活動を延長して協力してくれて、支援ネットの担当者が現地調査を終えて戻ってきても、みなさん引き続き残って活動をしてくれました。

 ガソリンや道路状況も不安定、そして寒い地域で頑張ってくれた大阪府Yさん、愛知県Mさん、群馬県Hさん、東京都Aさん、神奈川県Mさん、本当にお疲れさまでした。みなさまの活動を新たなメンバーに引き継いで、一人でも多くのアレルギーっ子たちの支援ができるよう頑張っていきます!

ブログ開設しました!

 NPO法人アレルギー支援ネットワークは、東日本大震災で支援を必要とする「アレルギーっ子と家族」と支援したいと思っている「全ての人」をつなぐ情報交換用ブログを開設いたしました。

 今後、支援に関する各種情報を発信したり、関係の皆様からのご意見・ご要望や支援のご依頼をお受けしたりするなど、情報共有の場として活用していきたいと思います。

 現在、詳細な運用方法を関係者にて調整中です。運用開始までしばらくお待ち下さい。