第15報

 4/5(火)第3便が名古屋の事務所から出発しました。
 「アレルギー相談110番」で、被災された方のニーズを、思うようにひろうことができませんでしたので、被災地にはいって、自治体や避難所をまわり「アレルギーでお困りの方ご相談くださいポスター」(避難所ポスター)をはりつつニーズの把握をするためです。
 今回のボランティアドライバー(名古屋から被災地へ)は、犬山市から、車付きでかけつけてくれたMさん。事前に何度も事務所にも打ち合わせに来てくれ、日程的にも十分活動できるゆとりがある方で、お申し出に感謝しています。また、被災地では、東京・群馬・仙台・大阪・神奈川からかけつけてくれた、バイクボランティアさんたちが、それぞれ、避難所を巡回し、ポスターを貼り、アレルギーをお持ちの方のニーズをひろってくれています。
 被災地での活動報告は、下記のリンクの記事をご覧ください。
 pdf東日本大震災アレルギー支援ニュース 4月5日号
 今回の支援活動には、全国から、本当にたくさんの温かいお気持ちをいただいています。一緒に被災地に行くことはできない代わりに、自分にできることは何かを一生懸命考えました、と、たくさんのご支援のお申し出があります。
 名古屋の事務所における事務作業はすでに20人ものかたにご協力をいただいています。また、被災地での活動をするバイクや車のドライバーさん、自宅でチラシを作ってくださる、チャリティコンサートやフリーマーケットをして得た売り上げを寄付してくださったり、支援金を募って送金をしてくださったり、支援物資を送ってくださったり…
 多くの皆さんの支えにより私どもの活動を続けることができています。本当にありがとうございます。
 第3便が出発する日、大阪のママサークル「JEWEL★OSAKA」代表の吉沢さんが、フリーマーケットの売り上げをもって、お子さんと一緒に、支援ネットの名古屋の事務所までかけつけてくれました。そして、神戸で活動するサークル「BIMAMA」とも協力して、3回ものフリーマーケットをおこない、その売り上げ約9万円を寄付してくださいました。
 フリーマーケットの前日はいつも、お子さんたちを寝かしつけてからの準備で、朝4時までかかるんです~と、(大変でしたでしょうに・・・)笑顔で答えてくださいました。
 その他、多くの皆さんからいただいたご支援金は、大切につかわせていただきます。

「JEWEL★OSAKA」代表の吉沢さん・中西

支援物資

車も宮田さんご提供

緊急車両表示と宮田さん・栗木

第14報

 アレルギー相談110番は、マスコミによる広報をしたにもかかわらず、全国的にも相談件数は数件でした。阪神淡路大震災の時は、一日に100件を超える相談がありましたので、この違いはどこにあるかの考察が必要です。支援ネットには、お問い合わせが数件あっただけで具体的な支援の要請はありませんでした。
 盛岡と、京都に届いたSOSに対して、サポートをしました。両方とも、疎開をされた方からで、疎開先の医療機関はどこが良いかのご相談でした。アレルギー専門医のいる病院をいくつか紹介させていただきました。
 一方、盛岡の拠点は、ボランティアさんによる「避難所ポスター」(アレルギーでお困りの方ご相談ください)貼り作戦を展開していますので、毎日、ポスターを貼った地域よりSOSが届いています。まだまだ避難所にはお困りの方がいらっしゃることが伺えます。きめ細やかなニーズ把握の方法が必要です。
 そこで、支援ネットから、4/5(火)-4/8(金)の日程で第3便を出し、まだ、支援拠点が作れていない、福島に入り、ニーズ把握・拠点づくり・避難所ポスター貼りをし、仙台・盛岡の拠点にも物資を届けます。また同時に、お申し出くださっていた5人のバイクボランティアさんによる避難所ポスター貼り作戦も各地域で開始いたします。

第13報

 4/3(日)・4/4(月) 「アレルギー相談110番」を全国一斉に実施いたします!!
 アレルギーの会全国連絡会では、被災地および避難先、疎開先でお困りのアレルギー疾患をお持ちの方を対象に、「アレルギー相談110番」を開設いたします。
 ここに届いたSOSに対応をするため、バイクや車でのお届けボランティアさんの募集、アレルギー対応食品などを提供してくださる方の募集、をしています。