2011 年 06 月

岩手県大槌町の給食センター

 今日は教育委員会と話し合った後、大槌町の学校給食センターに訪問することにした。

 少し離れた、吉里吉里(きりきり)の場所にある。もう13時近い、給食の配送はすでに終わっている時間だと思い、訪問することに。栄養士の方に会うことができた。

 「あくまで災害時の簡易給食」(救援物資で届けられた食材を主に使用した献立)、「アレルギーと区別する容器がないので、できるだけ卵などを使わない献立。抜いても1つだけを取り除けるように工夫し、アレルギーの子もできるだけ食べられるようにしている」と強調されていた。アレルギーの子どもの人数を聞くと104人もいるとのこと(震災前、全部で1100人ほどの食数)。

 1100人分のどんな食材の提供ができるか、大いに検討の必要がありそうだ。栄養士さんらにお礼を言って、どんな支援ができるか検討する旨をお伝えした。

110608現地写真⑳大槌献立
6月の献立表。米食の和風献立で、これなら食べられる子は確かに多い。栄養士さんの工夫と苦労が伺えた。私たちの目標でもある「アレルギーの子もみんな一緒に食べられる」給食が被災地で実践されている。すばらしい!

釜石市内に残る傷跡

 釜石市内の保育園を訪問している途中で見かけた市内の様子です。

110608現地写真⑪傷跡
釜石市内、港に近いところは未だに大きな傷跡を残したまま。復興には程遠い。

110608現地写真⑨消石灰か?
国道の下がった道では大きな津波浸水想定区域の看板が目立つが・・・
瓦礫の粉塵だけでなく街のいたるところに白い粉、消石灰か?喘息発作がでて当然

釜石市保育園訪問:釜石保育園平田分園

110608現地写真③釜石保育園平田分園

釜石保育園平田分園。アレルギーの子が1人で、3歳までの保育で24人の園児という園。離乳食用のおかゆと米粉麺、米麺をお渡しする。「写真を撮らせてください」とお願いすると、保育士さんを呼び園長先生も子どもを抱っこし、撮影。調理担当の先生も一緒にと、みんなで撮りました。