大船渡市長からのお礼状

東日本大震災に伴う支援への御礼について
 時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 さて、去る3月11日に発生した東日本大震災により、本市におきましても未曾有の被害を受け、多くの尊い生命と財産が奪われました。

 このような中、全国各地からさまざまな形でのご支援をいただき、誠に感謝に堪えません。絶望の淵に立った市民に、生きる力と、再び立ち上がる勇気を与えていただきました。皆様の心温まるご厚情に対し、市民を代表して心から御礼申し上げます。

 あの大震災から、早7ヶ月が経過し、がれき処理が順調に進むなか、徐々に事業再開への動きが見られ、着実に復興へ向けて歩みを進めております。

 復興への道のりは遠く険しいものと存じておりますが、本市は、過去において、明治三陸大津波(1960年)など、幾多の大津波により甚大な被害を受けながらも、不撓不屈の精神で、危機を乗り越えてきました。

 今回の大震災による被害は、想像を絶するほど甚大なものではありますが、皆様のご支援を励みに、1日も早い復旧・復興に向け、必ずや皆様のご支援に応えられるよう、市民一丸となって取り組んでいく決意でありますので、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

 結びに、皆様のますますのご健勝とご活躍を心より祈念申し上げ、御礼とさせていただきます。

111013大船渡市お礼状a

※印鑑の黒い線は、このブログへの掲載にあたり、当方で画像処理して追加したものです。

岩手県各局訪問と冬の気配

 27日は、G車(東北で乗っている日本財団から借用しているベンツのジープ)の5000km毎のオイル交換を忘れており、あわてて盛岡まで走りました。大船渡からは160km以上の距離です。今回は15500kmのオイル交換です。6月にG車を借りたときは3000km程度でしたので4ヶ月で12000km走ったことになります。毎日土日も休まず100kmも走ったことになり、如何に岩手・東北が広いのか改めて実感しています。

 今回の盛岡訪問は急だったので、岩手県各部局との今後の支援活動について話し合いが出来るか心配でしたが、幸いにも、どこの部局とも時間調整が出来、かねてから行かなければと考えていた県栄養士会にも訪問することが出来ました。その日はそのまま盛岡で一泊し、翌朝、今度は釜石市に向かいました。出来るだけ山越えを避けて走りましたが、それでもアップダウンは避けられず、山間の「朝霧」をなんども通り抜け、車の暖房も冬並みに暖かくして走りました。 途中、すでに電光掲示板には「凍結スリップ注意!」も・・・。道路の電光表示は4度でした。(エッーと思わずつばを飲み込みました!)秋を通り過ぎて冬の気配といってもまだ紅葉は殆どみかけません。 来週あたりの大陸から張り出す寒気を伴う高気圧は東北の山に初雪をもたらすかもしれません。 こうした高気圧は急激な乾燥も持ち込み、ぜん息発作を引き起こすことになります。すでに、大槌町の小児科の先生から「ぜん息がこれから心配なので、ネブライザーを用意してほしい」との依頼がありました。東北にいないと実感できない季節の変化を痛感させられ、早くも冬支度を本気で考えないといけないこの頃です。同時に、仮設の皆さんはどうしているのかと案じられます。

子育てサークル参加報告

 子育て支援のびのび子育てサポーター「スマイル」の9月「楽しくあそぼう」に参加しました。その報告です。

 9月26日(月)、児童家庭支援センター大洋「福祉の里公園」で10時からお昼まで24家族、スタッフも入れて101人の方が、青空が広がる「福祉の里公園」で、楽しくあそびました。

 この日は奥州市から子育てボランティアや大船渡の移動図書館ボランティアの方々の応援も入り、子どもたちは久しぶりに公園でのびのびと過ごせたようです。卵でアナフィラキシーショックを起こしたアレルギーの子どもたちも一緒に参加です(おやつは各自用意)。

 公園にある滑り台やシーソー、砂場で自由遊びをしたあと、移動図書館ボランティアの方が秋田のお母さんたちから送られてきた絵本やかわいいと人気の布製のバッグがみるみるうちにお母さんたちの手に、子どもたちはさっそく絵本を広げて楽しんでいました。

滑り台滑り台

人気のバッグと絵本人気のバッグと絵本

仲良く絵本仲良く絵本

 11時前に奥州市から社協のマイクロバスで駆けつけてきた子育てボランティアの皆さんによる読み聞かせは、大きな絵本と澄み切った声の歌がお母さんたちをくぎづけです。

 ピカチューとおサルなどのぬいぐるみも参加し、みんなで歌って遊んだあとは記念撮影。中には怖がる子もいて大騒ぎです。

ぬいぐるみと遊ぶぬいぐるみと遊ぶ

ぬいぐるみと記念撮影ぬいぐるみと記念撮影

みんな一緒に記念撮影みんな一緒に記念撮影

 最後に奥州市の社協から沢山の支援物資の提供。山のようにあった紙おむつや靴、ティッシュなどなど、参加のお母さんが段ボール箱に支援物資を詰め込んで車の中に。

奥州市から一杯の支援物資奥州市からいっぱいの支援物資

あっという間になくなる物資あっという間になくなる物資

 あっという間に過ぎた午前中のあと、「スマイル」のスタッフ会議にも参加させていただきました。私たち、アレルギー支援ネットワークの今後の支援活動も応援してくれるとのことで、とても頼もしい助っ人です。