第9報

 【岩手県・盛岡の拠点より報告】
 岩手県庁健康国保課よりお電話がありました。管理栄養士さんを避難所に派遣した際にアレルギーの調査もし、支援が必要な場合は盛岡アレルギーっ子サークルとNPO法人アレルギー支援ネットワークさんと連携してバックアップしていきたいとのことでした。
 ニーズが把握でき次第、iwateallergy@gmail.comにメールして頂く事になりました。また沿岸の拠点に物資を運ぶ際もできる限り協力するとのことでした。

第8報

 【宮城県・仙台の拠点より報告】
 本日お昼過ぎに東松島市役所より電話があり、食物アレルギーの患者さんが一人いて食品が欲しいとのこと。午後3時前に仙台を出発し、東松島市に入りました。物資の届け先(保管場所)は、東松島市矢保健相談センターです。
 ▼持っていった物資は、
  全国連からの物資(アレルギー支援ネット、アトピッ子地球の子ネットワークより)
 ・ アルファ米 50食
 ・ 米粉パン(レーズンパン) 10個
 ・ ニューMA-1 小缶 1ケース(8本)
 ▼ヘルシーハットからの提供物資
 ・ 辻安全食品のレトルトおかず 3種×2
 ・ ヘルシーハット くじら缶詰 24缶
 ・ ヘルシーハット くじらカレー缶詰 24缶
 ・ カレー、粉末スープ等 4種 計16個
 ・ お菓子 8数種類 計30個
 まだ把握している患者が1名ということでした。これから避難所をまわるそうです。東松島市は、昨日行った多賀城市より面積が広く、沿岸部の被害も甚大なためアレルギー患者がどこにいるかの把握には時間がかかりそうです。

 【岩手県・盛岡の拠点より報告】
 昨日、岩手県内において拠点作り、避難所ポスター掲示、自治体への訪問、などの活動をした成果で、さっそく事務局にSOSが届きました。
 ・ 陸前高田市より、1歳5ヵ月、卵・小麦アレルギー、食材について
 ・ 宮古市より、29歳、ぜん息・花粉症、お薬について
 ・ 仙台市より卵アレルギーの子ども 食材について
 食材については、物資がある拠点をお知らせし、お薬については、どのようにしたら常用されているお薬が処方していただけるかのアドバイスをしました。
 宮古市保健福祉部からは、全避難所にポスターを貼りたいのでもっと印刷をしていただけないかの要望がありましたので、盛岡の「ミルク」さんに印刷をし送っていただきました。

 【事務局の活動】
 原発の問題があり、福島市以外の拠点作りができていなかった福島県につきましては、本日、とちぎボランティアネットワークさん(宇都宮市)と打ち合せをし、喜多方市・会津若松市・郡山市・福島市・二本松市など、沿岸地域から避難をしてきている方々がたくさんいらっしゃる地域の避難所などにおける、アレルギー患者のニーズ調査と、マスコミへの広報をお願いしました。
 とちぎボランティアネットワークさんは、郡山市を拠点とし、現在は、郡山市と石巻市への足湯隊の派遣とニーズ調査をしているとのことです。
 福島県の拠点は、アレルギー対応のアルファ化米などが置いてあるものの、自治体がニーズ調査までできない、とおっしゃっていたため、今後は、とちぎボランティアネットワークさんと連携した支援活動をすすめていきます。

第7報

 下記の被災地内拠点は終了しました。ご相談は、アレルギー支援ネットワーク東北連絡所へお願いいたします。

〒022-0003大船渡市盛町字東町14-2 気仙教育会館内
アレルギー支援ネットワーク 東北連絡所
代表 栗木成治
070-5641-3107
090-1628-4359

以上、追記:2011.9.8
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 【被災地における活動】
 10:00に、岩手県(盛岡)の拠点・岩手県社会福祉協議会に、支援ネット・栗木、ボランティアドライバーKさん、拠点の責任者・盛岡アレルギーっ子サークル「ミルク」の代表・藤田さん、藤田さんのご主人、ご主人の弟さん、藤田さんのお父さん、「ミルク」の会員さんのご主人たち、アレルギーっ子たちを何とか助けてあげたいと集まってくださったボランティアさんたち、エコ・ライス新潟の豊永さんと息子さんが、打ち合せをして、8台の車で、宮古市・大船渡市・陸前高田市・釜石市 などの自治体や避難所などを回り、情報収集と、アレルギー対応物資の拠点のお願い、「アレルギーの患者さんへお知らせ」ポスターの避難所での掲示のお願いをし、アレルギー対応の物資をおいてきました。
 ほとんどの市町で、災害対策本部や保健センターなどが、責任をもって物資を預かり、避難所への広報もしてくださることになり、私達の願いがかないました。アレルギーでお困りの方のニーズにお応えできる準備が進み、たくさんのボランティアさんたちに感謝です。
 また、朝、田野畑村役場に勤めている藤田さんの友人の従兄弟からの情報で、田野畑村にペプチドミルクが必要な子がいるとのSOSが入りました。岩手県(盛岡)の拠点にはアレルギー対応のミルクがありません。
 これについては、いち早く、森永乳業・盛岡営業所が、ニューMA1とMA-miを準備して、支援のお願いをしてから1時間で、岩手の拠点である県社会福祉協議会まで、とどけてくださいました。迅速な対応に感謝しています。
 以下「ミルク」の藤田さんと、支援ネット・栗木の報告です。
  以下の6か所が拠点となってくれます。

 ● 大船渡市役所 福祉事務所生活福祉部保健福祉課
  岩手県大船渡市盛町字宇津野沢15
   :0192-27-3111 内線185
 担当者:平山 求(もとむ)生活福祉係長日赤担当

 ● 宮古市役所 新里トレーニングセンター
  岩手県宮古市刈屋第17地割3
   0193-72-2669 080-5949-8139 080-5949-8136
 担当者:田口さん、長沢さん

 ● 陸前高田市役所 学校給食センター
  岩手県陸前高田市高田町字鳴石112-11
    0192-55-2073
 担当者:村上 弘人

 ★ 陸前高田市の災害対策本部・・・ポスター貼りをしました
 ★ 希望ケ丘病院・・・ポスター貼りをしました

 ● 田野畑村役場 保健センター
  岩手県下閉伊郡田野畑村田野畑120-3
   080-2108-1342
 担当者:三田地さん

 ● 釜石市 災害対策本部
  住所:釜石市鈴子町22-1
   080-1819-7260
 担当者:寺田尚弘 釜石ファミリークリニック院長

 ● 山田町役場 健康福祉課
  岩手県下閉伊郡山田町八幡町3-20
   0193-82-3111 090-4041-3167
 担当者:芳賀 善一 主任

 ・ 宮古市のポスター掲示及び需要調査について
 宮古市の担当者の意向により、市役所の災害対策本部を通して行うことになりました。避難所を巡回している保健師さん等が、ポスター掲示及び需要調査をしてくださるそうです。各避難所のアレルギー対応食の需要を吸い上げて、トレーニングセンターを通して、必要な避難所に配るそうです。なお、現時点ではアレルギー対応食に関する需要は報告されていないそうです。窓口になった担当の方は次のとおりです。
 (社会福祉協議会の方と勘違いしておりましたが、市の方でした。何か連絡する場合は、避難所個々に連絡するのではなく、市役所を通してほしいとのことです。)

 宮古市保健福祉部 福祉課 地域福祉担当
  佐々木幸夫(ささき ゆきお)主査
   090-4557-8642

 ・ 宮古市の避難所の状況
 宮古西中学校
  避難所は校舎内の特別教室でした。避難所内にいた避難者は3名で、子供はいませんでした。アレルギーに関する需要はありませんでした。
 津軽石小学校
  避難所は体育館でした。避難所内にいた避難者は十数名で、子供もいました。アレルギーに関する需要はありませんでした。到着した時点で、ポスターはすでに掲示されていました。

 アレルギーがあって困っている方は声をあげてくれればいいのですが、親族が亡くなっていたりまだ安否確認できていない方がいると余裕がなく大きな声で訴える事もできないような精神状態なのかもしれません。こちらから聞いたりポスターを見れば声をあげてくれるのかもしれません。

 【事務局の活動】
 地元紙「中日新聞」の朝刊に大きく「被災地のアレルギーっ子に対する支援」の紹介がされましたし、昨日一昨日も、日経新聞や朝日新聞で同紹介がありましたので、朝からお問い合わせの電話対応に追われました。ボランティアに応募してくださったり、支援金をお振り込みいただけるご連絡、物資のご提供など皆さんの温かいお気持ちをいただきました。
 また、今日も三人のボランティアさんのご協力をいただき、各拠点の最新情報の掲示・支援物資の整理・災害ボランティアさんとの連携のお願い・森永乳業にアレ対応ミルクのご協力のお願い・盛岡での活動のサポートなど行いました。
 現地で活動をしてくださった皆さんのおかげで、今日はたくさんの拠点を作ることができました。事務局は後方支援しかできませんが、皆さんが無事に活動を終えてくれてほっとしました。

 明日、支援ネット第二便は、
  ● せんだい・みやぎNPOセンター・・・アレルギーっ子の災害救援活動についての相談
  ● 仙台消防学校(物資の拠点)・・・支援ネットからの要請にもとづいて名古屋市から拠出していただいたはずのアレルギー対応のアルファ化米を、市が一般物資として仙台消防学校に送ってしままったため、その捜索
  ● 宮城県立子ども病院・三浦先生訪問・・・被災されたアレルギーっ子の今後の支援活動の協力体制について相談

 そして、エコライス新潟さんとともに、深夜に新潟に帰る予定です。

 田老町

田老町2

釜石支援対策本部