わいわいステーション

 のびのび子育てサポーター「すまいる」が主催する、「わいわいステーション」に行ってきました。毎月1回やっているおかあさんと子どもの交流会で、今回は七夕飾りを作るイベントです。すまいるスタッフ5名、お母さんと子ども5組、きっぴんきっずスタッフ4名が参加。

 子育てサークル「きっぴんきっず」のスタッフ4名も、衣類やぬいぐるみなどを持って来ていました。支援して頂いた衣類などを「すまいる」のメンバーにも分けるのが目的です。

 七夕飾りを作るのには僕も参加してきました。自分の子どもの時には、絶対にママさんの会には参加することはしなかったのですが・・・

 最後に時間を頂いて、ASNの活動の目的などをお話ししてから、アレルキャッチャー衣類の紹介をしました。食物アレルギーのお子さんは今日は来ていませんでしたが、知り合いに居るという人がいました。お母さんたちはアレルギーに関心が高く、質問なども少し頂きました。答えられる範囲では答えましたが、今後直接ASNに問い合わせて頂けるかもしれません。今日の参加者全員に「ぜん息予防のための食物アレルギーの基礎知識」(独立行政法人環境再生保全機構)を差し上げています。保湿クリームも希望者に渡しました。Earth smileさんのクッキーは皆さんに食べていただき好評でした。幼児用クッキーも1袋づつ配布。

20110711わいわい

子育て支援NPOとの繋がり

東北事務局の報告です。

 5日に再び岩手入りをしています。5,6日はスケージュールの調整でバタバタしており、7日はNPO 岩手子ども環境研究所 「森と風のがっこう」 理事長 吉成信夫さんにお会いしました。葛巻町という盛岡より更に北のほうです。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze/index.html

110711写真①

 市民社会創造ファンド・坂本さんから「岩手の地域で横断的に子育てグループの皆さんをつなぐ活動をされている、是非お会いしたらどうか」とのご紹介で、ようやく7日にお会いできました。

 大船渡を朝8時過ぎに出発し、宮古まで湾岸を走り、目的地に着いたのは13時です。途中殆ど休憩なく、朝昼兼用の食事も走りながらおにぎりをほお張るという強行軍でした。

 途中の吉浜(きっぴん)あたりの湾で漁師さんの船が4艘(そう)漁をしていました。先々週は3艘(そう)でしたので少しづつですが、着実に復興がすすんでいると実感です。もっとも、まだ仮設さえも整っていないのでまだまだこれからでしょうが・・・。(下記の写真は先々週のもの)

110711写真②

 吉成さんから復興にむけて岩手の子育てグループなどの横断的なネットワークを再構築する準備をしなければとの思いをさまざまお聞かせいただき、秋から本格的な活動を始めたいとのことでした。

 アレルギーの子どもたちも地域の絆の中で育まれていく必要性をお話をさせていただき、「子育てコーディネーター」の方へのアプローチなど多くのアドバイスもいただきました。また、今後の活動の際には声をかけていただけるとのこと、支援ネットもできる限りのご協力を続けさせていただくことをお話させていただきました。

 話が終わり、出していただいた小麦粉を練ったという餅を1串いただき、そのモチモチした感触は米粉でもおいしく作れそうでした。

 また、「森と風のがっこう」の施設もご案内いただき、自然エネルギーや雨水などを利用した設備、トイレなどの自然循環を活用した設備などなど子どもたちが遊びながら楽しめる自然の中の「自然の学校」という印象でした。

 夏はこれから忙しくなるとのこと。スタッフの方にお礼をのべ、八幡平へ向かいました。

7月1週目の個別支援報告

名古屋事務局から報告します。

 今週は、5件の個別相談・支援を対応しました。2件は福島県から、1件は石巻市から、残りは疎開先の大阪と東京から各1件でした。

 福島県は原発の影響で、まだまだ先の見えない避難生活をしている食物アレルギー患者からの支援要請で、もともと避難していた学校が再開するため新たな避難所に移動したものの、そこでの生活でお困りの方でした。

 支援ネットでは、アレルギー患者に必要な支援物資(今回は主に食べ物)を宅配し、同時に避難所生活の環境改善を、災害支援NPOのネットワークを通じ要請し、対応しています。

 また、疎開先の東京の方は多賀城市から疎開された方で、近くの医療機関やお店の相談でした。

 福島から 大阪に身一つで疎開をされた方は、市営住宅に入られたものの、調理器具など生活用品の支給までにはあと少し時間がかかる中で、食物アレルギーがあるために外食もできず、たいへん困られてお電話をかけてこられました。

 市の社会福祉協議会にもお電話をし相談をいたしましたが、社協から個別訪問も数回されており、精一杯の対応をしてくださっていることがわかりましたが、食物アレルギーであることは十分に伝わっておらず、また、その対応までは難しいとのことでしたので、とりいそぎ、調理せずとも食せるレトルト食品とアルファ米を中心にお届けをいたしました。

 石巻市からはぜん息患者さんからのSOSで、以前にご相談があり、専門医にかかり正確な診断と投薬をしていただくようアドバイスをした方からで、そのようにきちんと治療を開始されたとの報告と御礼でした。その時のお約束どおり吸入器を支援させていただきました。

 6月ごろから、宮城県や岩手県からの支援要請の相談電話は減っていますが、福島県からは相変わらず、定期的に支援相談電話が入ってきます。

 一刻も早く原発問題が解消され、福島県も復興の道へと進めるのを願うばかりです。。。