大船渡活動報告:1日目
先日の名取のイベントから引き続き岩手県で、支援ネットの災害担当栗木が新たな支援活動のため現地入りしております。また、今回は4月上旬に被災地ボランティアとして活動をしてくれた宮田さんも、東北の専従スタッフとして同行で心強し!そんな栗木からの活動報告です。
大船渡1日目、今日はIさんとSさん(共にボランティア)に大船渡の民間保育園9ヵ園を訪問していただきました。どの保育園にもアレルギーの子はおり、多いところで5人くらい少ないところでも1~2人は必ずおり、卵アレルギーの子が多いということでした。
その園もアレルギーの子どもも他の子の同じものが食べられる(永谷園カレーと米粉麺)食材の提供は歓迎され2~3回分程度のアレルギー対応の食材提供は歓迎されました。
大船渡保育園ではその場で写真が撮られ、お礼の絵手紙を受け取りました。
私(栗木)は釜石の教育委員会と釜石市給食センター、地域福祉課などを訪問しました。「震つな」から提供受けた日本財団ROADプロジェクトの左ハンドルの車(なんとベンツのジープです)を四苦八苦しながら運転しての釜石市入りです。
途中ガソリンスタンドによってその経営していた80歳以上と思われるお年寄りに話を聞くと、「うちの地域は昔、津波にあって、集落は全部高台に移動し、その教えを受け継いできたから被害はなかったよ」といっておられました。
祖先の教えを忠実に守りぬいた地域とそれが風化してしまった地域、仕方ないとはいえ、考えさせられる出来事でした。
静岡・焼津からきたボランティア・Sさんは「これより津波浸水危険地域」という道路標識に感心したといいます。静岡では小さな看板で気がつかないこともあり、大きな看板の設置は確かに大切と!
確かに!津波被害予想区域は何処も殆ど大きな被害を受けています。
大船渡から釜石にむけて走る国道はアップダウンを繰り返し、低いところは大きな看板が目立ちます。
その地域の被害のひどさは瓦礫が片付けられたとはいえ、まともに目を向けられないものばかりです。