被災地・被災者の様子

活動報告:岩手県山田町

東北事務局からの報告です。

 今日は山田町の保育園を回り、防災セットの案内をしました。

(注:防災セットはアレルギー患者を緊急時にスムーズに救援ならびに支援するための取り組みで、もともとは東海・東南海地震に備えての防災活動の一環でした。しかし、これを限定した地区に留まらず日本全国のアレルギー患者を救うための防災活動として、また、余震が続く東日本大震災被災地では支援活動として、新たに取り組みを開始しています。詳細はHPの「アレルギーっ子の防災セットご案内」からご覧下さい。
http://www.alle-net.com/bousai/bousai-set.html

 各園とも、チラシを10枚ぐらいづつ配布して、必要な保護者に紹介していただけるよう説明をしました。同時に、Earth Smileさんのアレルギー対応クッキーを置いてきました。

・山田町第一保育所 (クッキー100個、チラシ)

・山田第二保育所 (クッキー35個、チラシ)

・山田中央保育園 (クッキー60個、チラシ)

・大沢保育園 (クッキー35個、チラシ)

・わかき保育園 (チラシのみ)

 先日、大船渡の子育てサークルの集まりでもクッキーを配ったのでクッキーは全て無くなりました。

わいわいステーション

 のびのび子育てサポーター「すまいる」が主催する、「わいわいステーション」に行ってきました。毎月1回やっているおかあさんと子どもの交流会で、今回は七夕飾りを作るイベントです。すまいるスタッフ5名、お母さんと子ども5組、きっぴんきっずスタッフ4名が参加。

 子育てサークル「きっぴんきっず」のスタッフ4名も、衣類やぬいぐるみなどを持って来ていました。支援して頂いた衣類などを「すまいる」のメンバーにも分けるのが目的です。

 七夕飾りを作るのには僕も参加してきました。自分の子どもの時には、絶対にママさんの会には参加することはしなかったのですが・・・

 最後に時間を頂いて、ASNの活動の目的などをお話ししてから、アレルキャッチャー衣類の紹介をしました。食物アレルギーのお子さんは今日は来ていませんでしたが、知り合いに居るという人がいました。お母さんたちはアレルギーに関心が高く、質問なども少し頂きました。答えられる範囲では答えましたが、今後直接ASNに問い合わせて頂けるかもしれません。今日の参加者全員に「ぜん息予防のための食物アレルギーの基礎知識」(独立行政法人環境再生保全機構)を差し上げています。保湿クリームも希望者に渡しました。Earth smileさんのクッキーは皆さんに食べていただき好評でした。幼児用クッキーも1袋づつ配布。

20110711わいわい

子育て支援NPOとの繋がり

東北事務局の報告です。

 5日に再び岩手入りをしています。5,6日はスケージュールの調整でバタバタしており、7日はNPO 岩手子ども環境研究所 「森と風のがっこう」 理事長 吉成信夫さんにお会いしました。葛巻町という盛岡より更に北のほうです。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze/index.html

110711写真①

 市民社会創造ファンド・坂本さんから「岩手の地域で横断的に子育てグループの皆さんをつなぐ活動をされている、是非お会いしたらどうか」とのご紹介で、ようやく7日にお会いできました。

 大船渡を朝8時過ぎに出発し、宮古まで湾岸を走り、目的地に着いたのは13時です。途中殆ど休憩なく、朝昼兼用の食事も走りながらおにぎりをほお張るという強行軍でした。

 途中の吉浜(きっぴん)あたりの湾で漁師さんの船が4艘(そう)漁をしていました。先々週は3艘(そう)でしたので少しづつですが、着実に復興がすすんでいると実感です。もっとも、まだ仮設さえも整っていないのでまだまだこれからでしょうが・・・。(下記の写真は先々週のもの)

110711写真②

 吉成さんから復興にむけて岩手の子育てグループなどの横断的なネットワークを再構築する準備をしなければとの思いをさまざまお聞かせいただき、秋から本格的な活動を始めたいとのことでした。

 アレルギーの子どもたちも地域の絆の中で育まれていく必要性をお話をさせていただき、「子育てコーディネーター」の方へのアプローチなど多くのアドバイスもいただきました。また、今後の活動の際には声をかけていただけるとのこと、支援ネットもできる限りのご協力を続けさせていただくことをお話させていただきました。

 話が終わり、出していただいた小麦粉を練ったという餅を1串いただき、そのモチモチした感触は米粉でもおいしく作れそうでした。

 また、「森と風のがっこう」の施設もご案内いただき、自然エネルギーや雨水などを利用した設備、トイレなどの自然循環を活用した設備などなど子どもたちが遊びながら楽しめる自然の中の「自然の学校」という印象でした。

 夏はこれから忙しくなるとのこと。スタッフの方にお礼をのべ、八幡平へ向かいました。