被災地内の活動

第8報

 【宮城県・仙台の拠点より報告】
 本日お昼過ぎに東松島市役所より電話があり、食物アレルギーの患者さんが一人いて食品が欲しいとのこと。午後3時前に仙台を出発し、東松島市に入りました。物資の届け先(保管場所)は、東松島市矢保健相談センターです。
 ▼持っていった物資は、
  全国連からの物資(アレルギー支援ネット、アトピッ子地球の子ネットワークより)
 ・ アルファ米 50食
 ・ 米粉パン(レーズンパン) 10個
 ・ ニューMA-1 小缶 1ケース(8本)
 ▼ヘルシーハットからの提供物資
 ・ 辻安全食品のレトルトおかず 3種×2
 ・ ヘルシーハット くじら缶詰 24缶
 ・ ヘルシーハット くじらカレー缶詰 24缶
 ・ カレー、粉末スープ等 4種 計16個
 ・ お菓子 8数種類 計30個
 まだ把握している患者が1名ということでした。これから避難所をまわるそうです。東松島市は、昨日行った多賀城市より面積が広く、沿岸部の被害も甚大なためアレルギー患者がどこにいるかの把握には時間がかかりそうです。

 【岩手県・盛岡の拠点より報告】
 昨日、岩手県内において拠点作り、避難所ポスター掲示、自治体への訪問、などの活動をした成果で、さっそく事務局にSOSが届きました。
 ・ 陸前高田市より、1歳5ヵ月、卵・小麦アレルギー、食材について
 ・ 宮古市より、29歳、ぜん息・花粉症、お薬について
 ・ 仙台市より卵アレルギーの子ども 食材について
 食材については、物資がある拠点をお知らせし、お薬については、どのようにしたら常用されているお薬が処方していただけるかのアドバイスをしました。
 宮古市保健福祉部からは、全避難所にポスターを貼りたいのでもっと印刷をしていただけないかの要望がありましたので、盛岡の「ミルク」さんに印刷をし送っていただきました。

 【事務局の活動】
 原発の問題があり、福島市以外の拠点作りができていなかった福島県につきましては、本日、とちぎボランティアネットワークさん(宇都宮市)と打ち合せをし、喜多方市・会津若松市・郡山市・福島市・二本松市など、沿岸地域から避難をしてきている方々がたくさんいらっしゃる地域の避難所などにおける、アレルギー患者のニーズ調査と、マスコミへの広報をお願いしました。
 とちぎボランティアネットワークさんは、郡山市を拠点とし、現在は、郡山市と石巻市への足湯隊の派遣とニーズ調査をしているとのことです。
 福島県の拠点は、アレルギー対応のアルファ化米などが置いてあるものの、自治体がニーズ調査までできない、とおっしゃっていたため、今後は、とちぎボランティアネットワークさんと連携した支援活動をすすめていきます。

第6報

 本日3/20(日) 10:30 過ぎに、名古屋の事務所から、栗木と、車(ワゴン車)付きでかけつけてくださったボランティアドライバーのIさんが、アレルギー対応の物資を積んで、第二便として、仙台にむけて出発しました。Iさんは、事務局にきてくださったボランティアGさんのご紹介です。
 お米アレルギー用のケアライス、レトルトのカレー、ふりかけ、お菓子など、1000食分くらいを仙台と盛岡の拠点に届け、加えて、その拠点から、SOSの患者さんに届けるボランティアさんを組織することと、被災地の避難所に、「アレルギーの患者さんへお知らせ」ポスターを貼ることと、被災地の情報収集を目的にむかいました。湖西市から提供をしていただいた、アレルギー対応のアルファ化米は、新潟の拠点から出発した、腎臓透析患者さんの物資を運ぶ車に載せていただいて、仙台で合流します。おそらく深夜に仙台に到着でしょう。
 Iドライバーは、明日には、名古屋にもどりますので、ここでバトンタッチをして、仙台から盛岡までの物資運搬と、盛岡周辺の市町での避難所などの訪問は、埼玉から、アレルギーの子どもをもつお父さん、Kさんが、駆けつけてくださり、仙台で合流です。アレルギーっ子のためになんとか協力したいと、発災後、一番にボランティアドライバーの名乗りをあげてくれたお父さん。ありがとうございます。
 明日は、盛岡の拠点に物資をおいたあとは、盛岡で募集して集まってくれたボランティアさんたちとともに、宮古市、などの避難所や、社会福祉協議会や市などの自治体をまわることになる予定です。
 朝、物資を積んだワゴンを送りだしたあとの事務局は、ボランティアドライバーさんの保険の加入や緊急車両申請の手続き、盛岡の拠点の「ミルク」の藤田さんとの打ち合せ、福島拠点の現状把握、マスコミの取材、物資を運ぶワゴン車を提供していただける先がないかの交渉、などを行いました。

緊急車両表示

緊急車両表示と栗木

積み込み

支援物資

第2報

 13日、仙台の拠点「ヘルシーハット」さんに支援物資をおろし一泊。
 盛岡の拠点として申し出てくれた、盛岡アレルギーっ子サークル「ミルク」の藤田さん宅さんへ移動。昼過ぎに到着しました。
 ヘルシーハットさん同様に、アレルギー対応のアルファ米、アレルギー用ミルク森永ニューMA-1、哺乳瓶、水をあずかっていただきました。
 岩手日報の朝刊への掲載と、市役所を通して避難所22箇所に、この拠点があることの広報をすることになっています。
 その後、仙台にもどり、夜、福島のボランティアセンターに到着し同様の支援物資とヨウ素剤を届けました。
 夜中過ぎに長岡に戻る予定です。

 今週末に第2弾の支援をする予定ですが、支援物資を積んで出発する、エコ・ライス新潟さんの地元長岡のスタンドでは給油制限が開始されトラックの燃料であるガソリン、軽油の入手が困難になり始めました。
 第1弾では被災地に入るため100リットル軽油を予備燃料を持ち込みましたが、確保が非常に難しくなっています。又、長岡のスーパー、商店から、食糧、水が消え、懐中電灯やガスコンロなども品切れとなっています。
 「ヨウ素剤」も薬局ではすべて売り切れで、入荷の見通しはたっていないそうです。

 このような状況ですが、皆様の温かいご支援を被災地に何としてもお届けしたと思います。引き続きご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。

ヘルシーハットさんに到着!

支援物資おろし

支援物資