事務局の活動

第14報

 アレルギー相談110番は、マスコミによる広報をしたにもかかわらず、全国的にも相談件数は数件でした。阪神淡路大震災の時は、一日に100件を超える相談がありましたので、この違いはどこにあるかの考察が必要です。支援ネットには、お問い合わせが数件あっただけで具体的な支援の要請はありませんでした。
 盛岡と、京都に届いたSOSに対して、サポートをしました。両方とも、疎開をされた方からで、疎開先の医療機関はどこが良いかのご相談でした。アレルギー専門医のいる病院をいくつか紹介させていただきました。
 一方、盛岡の拠点は、ボランティアさんによる「避難所ポスター」(アレルギーでお困りの方ご相談ください)貼り作戦を展開していますので、毎日、ポスターを貼った地域よりSOSが届いています。まだまだ避難所にはお困りの方がいらっしゃることが伺えます。きめ細やかなニーズ把握の方法が必要です。
 そこで、支援ネットから、4/5(火)-4/8(金)の日程で第3便を出し、まだ、支援拠点が作れていない、福島に入り、ニーズ把握・拠点づくり・避難所ポスター貼りをし、仙台・盛岡の拠点にも物資を届けます。また同時に、お申し出くださっていた5人のバイクボランティアさんによる避難所ポスター貼り作戦も各地域で開始いたします。

第13報

 4/3(日)・4/4(月) 「アレルギー相談110番」を全国一斉に実施いたします!!
 アレルギーの会全国連絡会では、被災地および避難先、疎開先でお困りのアレルギー疾患をお持ちの方を対象に、「アレルギー相談110番」を開設いたします。
 ここに届いたSOSに対応をするため、バイクや車でのお届けボランティアさんの募集、アレルギー対応食品などを提供してくださる方の募集、をしています。

第12報

 釜石市の患者さんより、盛岡の拠点に、食物アレルギー対応の食材がほしいというSOSが入りました。
 近くのスーパーが品薄でアレルギー対応の食品も手に入りにくく、しょう油もなく塩だけで味付けをしているとのこと。
 ⇒スギヤマ調剤薬局さんと大田油脂さんのご協力をいただき、即日、宅配便にて盛岡の拠点に、ご要望の食材を発送しました。輸送事情に不安がありましたが、4/2には盛岡に届きました。拠点からは、藤田さんのご主人が、4/5(火)に、釜石の患者さんにお届け予定です。
 三重県四日市市社会福祉協議会の野田さんにご相談をしました。
 名古屋市・三重県・岐阜県の社会福祉協議会が合同で、岩手県大槌町に定期的に支援に行かれるとのことでしたので、「アレルギーでお困りの方ご相談ください」のポスターを避難所などに貼っていただけませんか、と、アレルギー患者のニーズ発掘のためのご協力をお願いしました。
 ポスターを印刷して、持って行っていただけることになりました。